コンクリート構造物の維持管理に於いて劣化診断を行う場合、非破壊検査が多用されているが、非破壊検査手法には絶対とか確実の言葉は無い、過去の経験や実績、諸データーからの推定や、類推される結果であるから、測定値からそのことを勘案し考慮する必要がある。
日友テクニカルサービスでは、個々の測定項目につき得意とするもの、不得意なもの、測定実績のないもの等を下に一覧表にして付記する。
=得意で実績の多い調査法
=得意であるが実績の少ない調査法
=不得意で実績なし
点検項目 |
NO |
点検方法 |
使用計測器 |
評価 |
計測手法. |
| 1.変状分布 |
1 |
目視観察 |
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測定車の経験に左右される |
| 2 |
写真撮影 |
デジタルカメラ |
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デジタルダーターにより編集可能 |
| 3 |
ファイバースコープ |
CCDカメラ |
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小口径の穴にCCDを挿入観察する |
| 2.ひび割れ幅 |
1 |
スケール.ルーペ |
10倍チャート |
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チャート付きルーペで観察する |
| 2 |
クラック.スケール |
クラック.アイ |
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クラック幅をデジタルで読みとる |
| 3 |
写真撮影 |
デジタルカメラ |
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チャートゲージと接写装置で計測する |
| 3.ひび割れ動態 |
1 |
クラックゲージ |
BCD-5B |
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ストレーンゲージで変位を計測する |
| 2 |
光センサー変位計 |
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光センサーを利用した微少変位計 |
| 4.ひび割れ深さ |
1 |
超音波法 |
エルソニック |
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超音波を利用した計測方法 |
| 5.剥離.空洞 |
1 |
たたき点検 |
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|
測定車の経験に左右される |
| 2 |
打音法 |
|
|
測定車の経験に左右される |
| 3 |
衝撃弾性波法 |
エルソニック |
|
超音波を利用した計測方法 |
| 4 |
赤外線法 |
赤外熱センサー |
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変状を温度分布により計測する |
| 5 |
電磁波法 |
センシオン PRO |
|
電磁パルスを利用し計測する |
| 6.コンクリーシ強度 |
1 |
コアー採取法 |
コアードリル |
|
コアードリルでテストピースを作成計測する |
| 2 |
小口径コアー採取法 |
コアードリル |
|
コアードリルでテストピースを作成計測する |
| 3 |
反発硬度法 |
シュミットハンマーNR |
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記録式シュミットハンマーで計測する |
| 4 |
超音波法 |
エルソニック |
|
超音波を利用した計測方法 |
| 5 |
複合法 |
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反発硬度と超音波法の組み合わせ |
| 7.中性化深さ |
1 |
フェノールフタレイン法 |
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|
はつり箇所テストピースに噴霧判定する |
| 2 |
硝酸銀噴霧法 |
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硝酸銀溶液を噴霧判定する |
| 8.塩分量 |
1 |
塩化物量の測定 |
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資料採取はコアーとドリルによる |
| 9.鉄筋位置 |
1 |
はつり出し |
人力による |
|
鉄筋をはつり出し目視で確認する |
| 2 |
電磁波法 |
センシオン PRO |
|
電磁パルスを利用し計測する |
| 3 |
電磁誘導法 |
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磁気変化を利用して計測する |
| 10.鋼材腐食 |
1 |
はつり出し |
人力による |
|
鉄筋をはつり出し目視で確認する |
| 2 |
自然電位法 |
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腐食発生状況の指標とされる |
| 3 |
分極抵抗法 |
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腐食速度の指標とされている |
| 4 |
電気抵抗法 |
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比抵抗溶液抵抗で鉄筋腐食を評価 |