アマチュア無線と私-3

開局以来のアンテナタワー


 

 昭和41年春JA5CHQ固定局を開局しました、当時はA3主流の時代でしたのでリグはトリオの88Dと9R42Jの

組み合わせで3.5MHZで運用しました、初めてのQSOは私の弟のJA5CBB(JH5AVM)とでした、

当時阿南工業高校電気科の2年生でしたので学校のクラブ局JA5YCH(ヤングチャーミングハンサム)の無線機を

使ったクラブ局との交信で有ったと記憶しています。

  当時のアンテナは自宅屋敷の両端に建てたポールに張った3.5MHZ用のDPでした、

弟以外の他人との最初の交信は馬路村のJA5BFM・圃木山さん でした、CQを出している信号を聞いて

何度と無く躊躇しながらQSOした記憶が有ります結構親切にいろいろと教えて頂きました。
 

1.   16.5mのポールタワーの建設

 昭和40年後半に成って5,5mのガス管を溶接で3本繋ぎの高さ16,5mのポールタワーを自作して

四方にに2段で支線を張り安定させました、 その頃大阪に就職していた弟JA5CBBが都会では

アマチュア無線が出来ないと仕事を辞めて家に帰ってきました、私は時を同じくして、

100kmほど離れた山奥でトンネルの施工の為単身赴任する事に成り、

私が建てたアンテナにJA5CBBがモズレーのTA-33を上げて運用する ように成りました。

 トンネルの施工は約2年6ケ月間掛かるので、ロケーションは剣山の麓ですからひどい山間僻地であり

付近には高い山々が連なっているので、アマチュア無線はローバンドしか飛ばないと思い

3.5MHZ・7.0MHZのDPを山から山へ張り、トリオのTS-510トランシーバーを使って

運用していました、羽ノ浦の自宅のJA5CBBとは良くコンタクトしていました。

 

2.  20.0m梯子タワーの建設

 トンネルの施工が終わり時は昭和50年に成っていました、本社勤務で自宅へ帰ってから

建設用仮説材を使って2番目の写真のように梯子型の高さ20mのタワーを建設しました、

アマチュア無線もVU帯が盛んになっており、144MHZ 10EL×4のアンテナと 

430MHZ15EL×2のアンテナを乗せています。
 

3.  22.0m自立式三角タワーの建設 

 昭和56年に成って高さ22mの自立式タワーを建設しました、

144MHZ ルソー9EL×2 430MHZ 15EL×2 1200MHZ 25EL×2 の

アンテナを設置しパソコンを使用してアンテナの仰角・水平方向をコントロールして衛星通信に凝っていました。

 

4.  変電所業務用タワーの転用 

 昭和58年になり変電所で使用していた三角タワー2本を向かい合わせに抱き合わせて高さ16mの自立タワーを建設した。

 

5.  二階屋上へ8.0mルーフタワーの建設 

 昭和60年無線シャックの2階屋上へ8.0mのルーフタワーを建設した。

 

6.  22.0mクランクアツプタワーの建設 

 平成21年5月、JF3NIM、JL3MLSのご紹介に拠り和歌山より22m hightのクランクアツプタワーを

貰い受け畑の片隅に建設を完了致しました。

 

 


現在の私(JA5CHQ)が使用しているアンテナ群

 
昭和40年頃のアマチュア無線のアンテナ
昭和50年頃のアマチュア無線のアンテナ
平成4年頃の自立式アンテナタワー
衛星通信に凝っていた頃のアンテナ群

 
 
平成10年頃のアンテナタワー群
22m自立・18m自立・8mルーフタワー
 
 
シャック付近のロケーション
18mh 50mhz6EL・430mhz30EL×2・144mhz10EL
22mh  144mhz10EL×2
18mh  1200mhz25EL×2・18mhz2EL HB9CV
 
 
和歌山より嫁入りしたクランクアップタワー
クランクアップ巻き上げ装置
   
全体を伸ばして塗装を行う
全体を引き伸ばした状態

 

作業台の塗装状況
三角タワーの基礎コンクリート
   
平成19年頃の22mのクランクアップタワー
144mhz15EL×2 アンテナを設置
   

   

   22mクランクアップタワーの設置
 
  長年の夢であった自立式クランクアップタワー(地上22m)を
JF3NIM、JL3MLS両氏の紹介で引き取りに来れば、
無料で頂けるとの事で喜び勇んでユニック車で和歌山まで
引き取りに行きました。
 
その折和歌山の局がわざわざ和歌山港まで来て頂き
アイボールすることも出来ました本当に嬉かったです。
 自宅へ到着してから約2ヶ月を掛けて錆び落としと
発電所で使っているカーボマスチック塗料で塗装を丁寧に行い、
基礎はお手の物で4,5m3のコンクリートを打設しそれぞれ
3本の長さ1,500mのアンカーを埋め込み、

約1ケ月間は養生を行いました。
アンテナの組み立ては友人の会社のレッカーでJH5AVMにも
手伝ってもらい約半日で組み 立て完了いたしました、
144MHZ用の15EL×2×2のアンテナを搭載したかったので、     
取り敢えずレッカーで上段のスタックだけ設置しました。
下段のスタックは高所作業車を使って設置調整を行いました。

 

高所作業車を使っての取り付け-1
高所作業車を使っての取り付け-2
高所作業車を使っての取り付け-3
高所作業車を使っての取り付け-4
高所作業車を使っての取り付け-5
アンテナ・タワー設備の状況
144MHZ・15EL×2×2の設置完了
   

 

 クランクアップタワーのトラブル

 平成22年の夏午後9時頃より強風が吹き始めて、風速計で
瞬間風速20mを超える程に成りましたので急遽タワーを
下げました、風邪は一向に治まる気配を見せず、
私はそのまま就寝しました。
 
  朝方ドンーという大きな音で目が覚め何事かと思い、
アンテナタワーを見てみるとみるも 無惨に3段目の滑車部分が
壊れていました。
原因は風が強かったのでタワーを巻き下げているときに風に
より一方向に3段目が押しつけられ2段目より下は下りてきて
いたのですが3段目がラチスに引き掛かっていたと思われ、
朝方の 吹き返しに拠り突然3段目が落下し、その衝撃荷重が
3段目上部にある滑車フレームに掛かり破断
したものと思われます。

 

 
 
3段目の滑車取り付け状態
3段目滑車取り付けフレームの破壊状況
3段目滑車取り付けフレームの破壊状況
   
滑車取り付けフレームの破断状況
滑車取り付けフレームの破断状況
   
滑車取り付けフレームの破断状況拡大
フレーム破壊状況全景
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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